Let's state in English and Japanese

the Dream with the Occasional Real 3 -My Original Japanese Novel-

2021/06/26
 
この記事を書いている人 - WRITER -
1年ほど滞在した海外から戻ってきてからしたいことがあったにもかかわらず、残念ながらそれと全く関係ない業界に導かれることになり、したいことを形にできていない自分が、何とかやってみようと藻掻いてみるサイトです。 興味関心ごとをアップしていく予定です。音楽や書道などの日本文化、日本語と英語の違いの面白さなどに触れてみませんか。Japanese Culture in English! Why don't you learn Japanese culture? みなさんとともに素敵な空間にできたらと思います。 (※ユーザーが投稿するコンテンツ等(引用文献等を除く)の著作権はユーザーに帰属します)Ken-aka-Yammy

Welcome to this page! 今から4年くらい前に書いてみた小説もどきを少しずつ投稿しています。
I have put little by little my Japanese sentences like a novel I wrote about four years ago.
 
日本語のタイトルは「夢、ときどき現実」です。本来は英文で書いていくページにするつもりでしたが、こちらには縦書機能があるので、こちらを使います。前回のチャプター1とチャプター2は以下からどうぞ

「夢、ときどき現実」Chapter1&2 (in Japanese)

※ユーザーが投稿するコンテンツ等(引用文献等を除く)の著作権はユーザーに帰属します。以下の縦書文章も同様です。(やみぃーノけんChan (Ken-aka-Yammy))
The copyright belongs to the user. The copyright involves the contents, sentences and others except for some kinds of citations, put by the user, and the following Japanese sentences written vertically as well. The user is me. Thank you.

 

「夢、ときどき現実」(©やみぃーノけんChan (Ken-aka-Yammy))

 

 何となく五年前の日記帳を開いてみた。俺が日記を書き始めたのは大学を卒業する三カ月くらい前からだ。といっても現在は中途で採用された組織の仕事で書く余裕はなくなってしまい、半年くらい前から日記を書いていない。最初の仕事の時は書く時間がとれていたのだが。

 

「十二月十七日の土曜日十三時であればオーディションができます。突然で時間が無いのですが、ご都合がつけばお越し下さい」

 会社に履歴書を送ってから数日が経ち、その会社からメールを受けた俺は、オーディションを受けさせていただく旨をメールで伝えた。

 緊張した面持ちのままスーツ姿で臨んだオーディション。その会社の代表取締役と直接対話するものだった。量の少なめな筆記試験を終えた後、その伊集院という方との対話の中で、関連業界でインターシップしたことや将来的には自分自身で興してみたい気持ちなどを話した。

 結果、俺はオーディションに通った形になった。そこで研修を受けさせていただけるようになり、研修の結果次第ではその会社で働けるという。

 心躍るってのはこういうことか。

 大学卒業が迫った時期に何とか通過できた事実と自分の興味ある業界で働けるかもしれないという感情が化学反応を起こしたような気分だった。

「卒業論文を提出した後の、来年一月十五日以降から研修を受けさせていただいてもよろしいでしょうか」

 当時の自分は大学生。学業を疎かにすることはできないし、卒業できるなら卒業した方がいいと考えていた。演劇部を引退した俺は、同じ代の仲良かったメンバーと主催する演劇イベントの準備に取り組んでいた。歴代の先輩方が実施してきたイベントを主催する側になったのだ。

「大学生活でしかできないことも数多く体験して下さい。この仕事は経験が最も大事です。様々なものを観たり感じたり、自分で体験したりしたことが今後に間違いなく役に立ちます」

 会社の採用担当者からのメールにはそう書かれていた。今俺が取り組んでいることは大学生活ならではのことだと感じていた。

 さらには、

「一年位は何も解からなくて大変なことばかりですが、無理せず頑張ってください」

 とも記されていた。

 あの頃の初心な俺は「何も解からなくて大変なことばかり」というのが業務のことを指しているのだと思っていた――。

次のチャプターはこちら!「夢、ときどき現実」Chapter4 (2021.6.30アップ)

Here is my link tree in Japanese. Ken-aka-Yammy Thank you very much for reading! See you Next time! 

この記事を書いている人 - WRITER -
1年ほど滞在した海外から戻ってきてからしたいことがあったにもかかわらず、残念ながらそれと全く関係ない業界に導かれることになり、したいことを形にできていない自分が、何とかやってみようと藻掻いてみるサイトです。 興味関心ごとをアップしていく予定です。音楽や書道などの日本文化、日本語と英語の違いの面白さなどに触れてみませんか。Japanese Culture in English! Why don't you learn Japanese culture? みなさんとともに素敵な空間にできたらと思います。 (※ユーザーが投稿するコンテンツ等(引用文献等を除く)の著作権はユーザーに帰属します)Ken-aka-Yammy

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Copyright© 日本文化をWEBで述べる! , 2021 All Rights Reserved.